福島県広野町が地域交流活動等支援事業として展開しているインターンシップは19日、町内で始まった。全国から集まった大学生6人が参加し、町内の企業が抱える課題解決に取り組む。3月22日まで。
福島県いわき市の一般社団法人TATAKIAGE Japanがコーディネーターを務める。大和田測量設計、常磐共同ガス、メイコーに2人ずつ分かれ、就業体験に臨む。
大和田測量設計では、中山間地域と市街地を結ぶ配送サービスを考える。ドローンを使った物流の実現に向けた方法を模索する。
常磐共同ガスでは、社内に設けたキッチンスタジオ「ソル」を、地域に開いたコミュニティースペースとして活用する方法を探る。
メイコーに参加する学生はゼロカーボンに着目し、二酸化炭素(CO2)の排出を減らす提言をまとめる。
■学生ら町長に抱負
TATAKIAGE Japanの小野寺孝晃代表らスタッフと学生6人は20日、町役場を訪れ、遠藤智町長にあいさつした。学生は自己紹介し、抱負を述べた。遠藤町長は「町内で貴重な経験を積んでほしい」と激励した。3月21日に成果報告会を開く。
(相双版)