【サウジカップ/前走レース】「前走連対馬が10/12頭」日本馬3頭該当 “大穴候補”にはサウジ勢が浮上

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日本時間24日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジカップ(GI、ダ1800m)が行われる。第5回を迎えたビッグイベントに今年も多くの日本馬が参戦。また、今年からJRAで勝馬投票券が発売され、日本にとっても注目度の高いレースとなる。

ここでは、サウジカップの前走レースプラス年齢別成績にフォーカス。過去4年のデータから注目馬を導く。

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■前走連対実績を重視

過去4年の好走馬12頭を見てみると、10頭が前走で連対していた馬。連対していなかった2頭は2021年の勝ち馬ミシュリフと23年の勝ち馬パンサラッサで、いずれも前走は芝GI。前走ダート組に関してはGI・GIIで2着以内が必須条件だ。日本馬は5頭の出走があるが、クラウンプライドメイショウハリオは割引が必要か。

地元・サウジ勢は条件戦からの出走で、2022年の勝ち馬エンブレムロード、21年の3着馬グレイトスコットが好走を果たしている。地元の新興勢力は軽視禁物か。

今年の出走馬のうち、ディファンデッドは前走時までB.バファート厩舎の管理馬で、今回が転厩初戦となり不安が残る。生粋の地元勢なら過去の好走馬2頭と同じ前哨戦で勝利しているカーメルロードと、3連勝中のパワーインナンバーズが穴候補だ。

【前走ダートGI・GIIで2着以内】
ホワイトアバリオ、ナショナルトレジャー、セニョールバスカドール、デルマソトガケ、レモンポップ、ウシュバテソーロ、アイソレート

■年齢別成績

・4歳【3.1.1.11】
・5歳【0.2.1.15】
・6歳【1.1.2.9】
・7歳以上【0.0.0.8】

昨年こそ6歳馬のワンツースリーで決まったものの、4歳馬が3勝を挙げている。まだ5年目の本レースだが、国際GIの位置づけとしても、これから飛躍を遂げる若くて勢いのある馬が活躍するレースと見ていいだろう。

7歳以上が振るっておらず、日本で人気に推されるであろう7歳馬のウシュバテソーロが、どういった結果を残すのか、今後の指標としても注目だ。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)

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