【サウジカップ/血統】アメリカ勢が“連対率33%”で軸候補 4連勝中の父ミスプロ系「レモンポップ制覇なるか」

レモンポップ/23年チャンピオンズC(C)Eiichi Yamane

日本時間24日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジカップ(GI、ダ1800m)が行われる。第5回を迎えたビッグイベントに今年も多くの日本馬が参戦。また、今年からJRAで勝馬投票券が発売され、日本にとっても注目度の高いレースとなる。

ここでは、サウジカップの国別成績・血統にフォーカス。過去4年のデータから注目馬を導く。

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■米国中心、ミスプロ系に注目

勝利数こそ分け合う形となっているが、アメリカが5連対で連対率33.3%とダントツ。初代チャンピオンのマキシマムセキュリティ、2022年、23年と連続2着のカントリーグラマーなど、毎年好走馬を輩出しており、アメリカ調教馬を中心視するのがマストだ。

注目は積極的に参戦するB.バファート厩舎。【0.3.0.3】と、制覇まであと一歩まで迫っており、名乗りを挙げたいところだろう。今年は前走ペガサスワールドカップ1着のナショナルトレジャーで挑む予定。

・アメリカ【1.4.1.9】
・日本【1.0.1.9】
・サウジアラビア【1.0.1.9】
・イギリス【1.0.0.4】
・UAE【0.0.1.6】
・フランス【0.0.0.3】
・アイルランド【0.0.0.1】
・ウルグアイ【0.0.0.1】
・バーレーン【0.0.0.1】

次点は日本サウジアラビアが同率2位。日本馬は昨年のパンサラッサと3着馬のカフェファラオと記憶に新しい。また昨年は2着馬を除いて掲示板は日本馬が独占。日本のダート界のレベルが上がったことで一気の活躍を見せた。今年も国内外で活躍した馬が多数揃っており、期待できるだろう。

また、過去4年の好走馬12頭の血統を見てみると、父ミスタープロスペクター系が8頭おり、勝ち馬はすべてミスプロ系だった。アメリカ勢が強いものの、昨年の勝ち馬パンサラッサもロードカナロア産駒でミスプロの血を引いている。今年の日本馬ではレモンポップが唯一該当。

【父ミスプロ系】
レモンポップ、ナショナルトレジャー、サウジクラウン、アイソレート、カーメルロード

サウジカップ2024は日本時間24日(土)26:40の発走予定。総賞金約30億円、1着賞金約15億円のビッグ・マネーをかけた一大イベントから目が離せない。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)

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