「お父さん、私たちを残して死なないで」 イスラエル人質救出の裏でパレスチナ人が払わされた犠牲

※痛ましい内容が含まれます

イスラエル国防軍(IDF)は2月12日、ラファ市内で強襲作戦を実施し、人質2人を救出したと発表した。

これに先立ちIDFは同日、ガザ地区南部を空爆したとしていた。

この作戦では、パレスチナ人70人以上が殺害されたとみられている。

現場付近に住んでいる「国境なき医師団」の医師は、攻撃の後、家の中に人の肉片が散らばっていたと語った。

また、6人の子供を持つナワラ・アル・ナジャルさんは、攻撃で目が覚め、目の前で夫が息を引き取ったと話した。

ナワラさんの子供たちは、「お父さん、置いて行かないで」と叫んだという。それぞれが現在、大きなけがやトラウマを抱えている。

BBCのファーガル・キーン記者が、人質救出作戦の裏でパレスチナ人が払わされた犠牲について取材した。

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