リバプールにおける遠藤航の存在感は高まるばかりだ。
遠藤は2月21日、プレミアリーグ第26節のルートン戦に先発フル出場し、4-1の勝利に貢献した。アジアカップから戻って以降、3試合連続でスタメンに名を連ねている。前半32分には、巧みな浮き球のパスをルイス・ディアスに通し、あわや先制点という決定機を演出した。
守備でもボール奪還やインターセプトで貢献した遠藤を、地元メディアは高く評価している。
リバプール専門サイトの『This Is Anfield』は、7点という採点で、「ルートンが中央から攻めたときの守備という点では、全体的にかなり良かった。だが、彼にとって問題なのは、ルートンがそういう攻撃をしたのが頻繁ではなかったことだ」と報じた。
「いずれにしても彼は自分の役割を果たした」
【動画】遠藤が見事な浮き球パスで決定機を演出
また、同じリバプール専門サイトの『Liverpool.com』も7点評価。「チームメートの多くと同じように、日本代表のキャプテンは思った以上にドリブルで突破された」としつつ、「だが、ポゼッション時はかなり良かったし、ディアスに良いボールを通している」と伝えた。
こちらも7点をつけた英紙『Daily Mail』は、「堅実。コンスタントにボールを奪還し、アンフィールドの観客に愛された」と、サポーターの好評を博したと報じている。
一方、『90min』は「ルートンのプレスを前にいくつか問題を抱えたが、ポゼッション時に狡猾さの源になった。大きな影響は及ぼさなかった」と評価。だが、採点では6点をつけている。
この日の勝利でリバプールは暫定ながら2位マンチェスター・シティに4ポイント差とした。ユルゲン・クロップ監督のラストシーズンでプレミアリーグ王座奪還を目指すチームに、遠藤がさらに貢献し続けられるのを願うばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部