広島県内の交通事故による死者数 去年を上回るペース 県警が注意呼びかけ

広島県内で今年に入り、交通事故による死者数が去年のペースを上回っており、県警が注意を呼びかけています。

県警によりますと、今年に入り県内で発生した交通死亡事故は2月21日現在、14件発生し15人が死亡しています。前年同期比で3件・3人の増加となっています。歩行者が7人と最も多く、その中でも、横断歩道を横断中の事故で、4人が亡くなっているということです。歩行者の事故は冬場に多いとされる薄暮時間帯以外に、日中の明るい時間帯に4件が発生しています。県警では交通事故の実態に対応した時間帯や場所で交通指導取り締まりや警戒活動などによる対策を行うとしています。また、運転者には横断歩道や交差点付近で安全確認を徹底し歩行者の発見に努めるほか、歩行者に対しても道路横断時に左右をよく見て車が近づいていないか確認するよう注意を呼びかけています。

●当事者別・四輪…5人(増減なし)・二輪…2人(1人減)・自転車…1人(1人増)・歩行者…7人(3人増)※()内はいずれも前年同期比

●事故類型別・四輪…追突1件、正面衝突1件、単独2件・二輪…右折直進2件・自転車…右折その他1件・歩行者…横断中6件(うち横断歩道横断中4件)、その他1件

●死者の年代・20代…1人・40代…2人・50代…1人・60代…2人・70代…2人・80代…5人・90歳以上…2人

●自治体別死者数・広島市…6人・廿日市市…4人・大竹市…2人・福山市…2人・東広島市…1人

(2024年2月22日)

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