支払うふりして「チャーシュー」盗む…防犯カメラがとらえた一部始終 福島・二本松市

「代金を支払うふり」。犯行の一部始終を防犯カメラがとらえていました。福島県二本松市にある無人のラーメン販売店が商品を盗まれる被害にあったことがわかりました。「良心で成り立っていた商売」。被害に遭ったオーナーが複雑な胸の内を明かしました。

無人ラーメン販売店に設置された防犯カメラの映像…。21日午後5時前、店に1人の男性が入ります。品定めをして棚から商品を手に取りました。その後、男性は財布を取り出し、代金を支払ったように見えます。

しかし、手元をよく見ると、代金を入れる箱には紙幣や硬貨は入っていません。

男性は、防犯カメラから手元を隠すように背中を向け「支払うふり」をしただけで代金は入れていません。

男性はそのまま商品を袋に入れ、店から立ち去りました。

若武者グループ・山本一平代表「電気代も高騰していて経営が苦しい中、盗難というのは心が痛く悲しい」

盗まれたのは「炙りチャーシュー」

被害にあったのは、二本松市の道の駅安達にある24時間営業の無人ラーメン販売店です。盗まれたのは、炙りチャーシュー7袋。

21日、売り上げと商品の在庫が合わないことが分かり、防犯カメラの映像を確認したところ犯行の一部始終が記録されていました。オーナーの山本一平さんは、悔しさを通り越した複雑な胸の内を明かしました。

山本代表「良心の行為で成り立っていた商売なので、盗みをはたらく人がいるのは悲しい」

警察は店からの被害届を受理し、捜査を進めているということです。

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