日本とハワイにルーツを持つサクラ・ジョンソンが女子世界最高峰CT第2戦で準優勝! WSLも熱視線「侮れない存在となるだろう」

現地2月21日、ハワイ・オアフ島のサンセットビーチでワールドサーフィンリーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第2戦「ハーレープロ・サンセットビーチ」の女子決勝が行なわれ、日本人の母親を持ち、ハワイ・オアフ島出身のロコガール、ベティルー・サクラ・ジョンソンが準優勝を果たした。

決勝では、ハワイのベティルー・サクラ・ジョンソンとオーストラリアのモリー・ピックラムが対決。決勝戦が行なわれた試合当日のサンセットビーチは、6~8フィートと良い波のコンディションでスタートした。
序盤、両者ともに似たような波を掴み、ライディングを披露。ここで高得点をマークしたのは、サクラだ。まさに波が崩れる瞬間でのターンのタイミングが良く、ピックラムの6.50ポイントのライディングを上回る7.17(10点満点)ポイントをマークし、リードする。しかし、ヒート中盤にピックラムが5.33ポイントのライディングでリードを奪うと、CTで初のファイナルに挑むサクラにプレッシャーをかけた。その後、思うような試合展開を繰り広げる事が出来ずにタイムアップを迎え、トータルスコア11.83ポイントでフィニッシュ。CT第2戦サンセットビーチでの戦いは、ピックラムが優勝を果たした。

惜しくも優勝を逃したサクラ・ジョンソンは、試合後のインタビューで「ここ2、3日は信じられないような良い波に恵まれました」と語り、地元ハワイでの試合について「地元にいること、地元を代表すること、コーチに支えられていること、そしてこのイベントで良い結果を出すために必要な自信があること。本当に信じられないわ」と語り、続けて「この大会に参加できて本当にうれしいし、このレベルを上げ続けたいと思っている。今後も女子サーフィンのレベルを押し上げ続けたい!」と地元ハワイで試合に出場できた喜びを伝え、さらに女子サーフィン界の発展に貢献したいと強い責任感を滲ませている。

WSLも公式サイトにて、「ベティルー・サクラ・ジョンソン(ハワイ)は、ツアー3年目にして初のCTファイナル進出を果たし、2024年には大きくレベルアップしている。18歳の彼女は、昨日(現地2月20日)サンセットで行なわれた最初のヒートで9.17をマークするなど、イベント屈指のビッグスコアをマークした」と今大会でのサクラ・ジョンソンの活躍を称賛し、続けて「このハワイアンは、今シーズン侮れない存在となるだろう」と綴り、今シーズンの活躍に期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

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