好発進が続く古江彩佳「気負い過ぎずできている」

今年出場した試合は全て好スタート(撮影/村上航)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 初日(22日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6576 yd(パー72)

サウジアラビアでの前週の欧州女子ツアーも含め、古江彩佳は今季出場した4試合のスタートダッシュがすさまじい。

1月開幕戦の首位発進に始まり、9位、8位、そして今週も3打差3位と好位置で滑り出した。「気負い過ぎずっていうのが、うまくできているのかな。去年は(いいスタートを切らなきゃって気持ちが)ちょっとあったかもしれない」と米ツアー2年目の変化を語る。

暑くても元気です(撮影/村上航)

フラットなメンタルはタイの暑さでも崩れない。ティショットを打った後には必ずスポーツドリンクをひと口、ショット間の日傘も欠かさず、たまに梅を食べて塩分を補給…。「いつもよりちょっとすることが多くて忙しい分、オンオフというか、いろんなことを考えなくて済んだのかな」

フェアウェイキープ率は100%(撮影/村上航)

ルーティンのように繰り返す動きがプレーにリズムを生んでいく好循環。1mほどのチャンスを逃さなかった1番(パー5)に始まり、ボギー直後の18番(パー5)をバウンスバックのバーディで締めくくるなど、集中力は最後まで途切れなかった。

時折吹く風にも的確に対処(撮影/村上航)

前週は週末に順位を下げたが、強風の中でのプレーは今週にも生きているという。時折吹く風にも的確なジャッジでショットが安定。グリーン上も少しカップをオーバーする“らしい”タッチで打てている。「トライできている分、チャンスがある」。納得の7バーディだった。

米ツアーでは開幕から2戦連続4位。東南アジア開催の今週も常連になりつつある上位争いへ顔を出す。(タイ・チョンブリ/亀山泰宏)

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