ファーウェイ、タブレット端末の中国出荷台数で1位に 米アップル抜く

ファーウェイ、タブレット端末の中国出荷台数で1位に 米アップル抜く

広東省深圳市のファーウェイ新製品発表会で披露された最新技術搭載のタブレット、スマートテレビ、スマートウオッチ、イヤホンなど。(2023年9月25日撮影、深圳=新華社記者/梁旭)

 【新華社北京2月22日】米調査会社IDCは21日、タブレット端末の2023年第4四半期(10~12月)の中国出荷台数が前年同期比約5.7%減のおよそ817万台だったと発表した。シェアは、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が30.8%、米アップルが30.5%となり、ファーウェイがアップルを追い抜き、1位に躍進した。2010年以降で初めて、首位ブランドが入れ替わった。

 IDC中国の甘淼(かん・びょう)シニアリサーチマネージャーは、中国のタブレット端末市場が23年、予想通りの動きを示したと指摘。23年の高いコストパフォーマンスを主とする発展段階を経て、24年は、主流メーカーがユーザー体験とブランドの持続可能な発展をいっそう重視するようになると見込み、良質な製品はユーザーの高いニーズを満たすとともに、企業の純利益にも貢献すると述べた。また、新たな1年の中国タブレット端末産業の科学技術トレンドについて、システムソフトウェアの基本機能の改善、人工知能(AI)生成コンテンツ(AIGC)の利用、スマートなシステムレベルの組み合わせ商品の発売に重点が置かれるとの見通しも示した。

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