“命を預かる責任も” 「猫の日」に動物愛護を考えるイベント ネコの絵のプレゼントも 盛岡市

2月22日の「ネコの日」に合わせて、動物愛護について考えるイベントが盛岡で開かれました。会場には、かわいらしいネコのイラストが展示されています。

22日、盛岡市のアイーナで開かれた「みんなで考える動物愛護」は、動物いのちの会いわてと、ネコ用品の開発・販売をてがける盛岡市の企業、クロス・クローバー・ジャパンが共催したものです。

(クロス・クローバー・ジャパン 太野由佳子 代表)
「何かしたい人と、助けを求めている動物をつなげるようなきっかけを作りたいとずっと思っていて、ちょうど2月22日がネコの日ということでチャンス到来みたいな感じで企画しました」

(リポート)
「こちらには大学生のボランティアたちが描いた、かわいらしいネコの絵がずらりと並んでいます」

会場に展示されているこれらの絵は、動物愛護団体に寄付をした人にお礼としてプレゼントされます。寄付した人のネコの写真を参考に描かれ、鼻のあたりの模様など忠実に再現されています。
岩手県立大学4年の元野和香子さんは、絵を描くボランティアの一人です。

(元野和香子さん)
「動物愛護に対する関心が社会の中で高まって、ペットを飼うということがどういうことなのか、命を預かることの責任を持ってペットを飼うべきだと感じている」

またイベントでは保護された動物の飼い主となった人たちが、その後の暮らしぶりなどを発表しました。
盛岡市の小田文枝さんは6年前に飼い主となった保護ネコ「ししゃも」との生活を語りました。

(小田文枝さん)
「ししゃもを助けたくて私は保護したのですが、逆に助けられているので、お互いに元気に暮らせるようにしていきたいと思います」

動物愛護の現状について知り、考えるきっかけになるイベント、「みんなで考える動物愛護」は23日も盛岡市のアイーナで開催されます。

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