2月22日、島根県が条例で制定した「竹島の日」。4年ぶりに通常開催となった松江市での記念式典では、地元選出国会議員をはじめ一般参加者を含む320人あまりが出席しました。
冒頭、主催者として登壇した島根県の丸山達也知事は、政府に毅然とした対応を求めました。
丸山達也 知事
「領土問題は国家間の問題であり、竹島問題の解決のためには日韓両国の間で政府レベルの話し合いが不可欠であります。政府には外交交渉の場で竹島問題が話し合われるよう、引き続き強く望むものであります。」
一方、平沼政務官の挨拶では会場からたびたびヤジが飛びました。
平沼正二郎 政務官
「一朝一夕に解決する問題ではない。しかし、我が国の根幹に関わる重要な問題です。(なら大臣が来いよ!)地元の皆様と連携しながら、情報発信に努めて参ります。(政府の本気が感じられないよ。なんで大臣じゃないんだ!)」
式典では最後に竹島の領土権早期確立を求める特別決議が読み上げられ、満場の拍手で承認されました。
丸山達也 知事
Q来年は20回になるが?
「回数を誇る会じゃないということだなと思ってますので。早く卒業できるように。」
平沼正二郎 政務官
「平和的な問題解決を図っていくうえで最も有効なものが何なのか、こういったものを勘案しながらですね今後のことに関しては対応して参りたい。」
丸山知事は20日の記者会見で、領土問題を島根県が主催する大会で訴え続けていることに強い疑問を呈し、「国」として取り組むよう求めていて、20回目の竹島の日を翌年に控える中、改めて政府の姿勢が問われそうです。