ドイツのPBBオフィス指数、09年以来の低水準 「危機」深まる

[フランクフルト 22日 ロイター] - ドイツの銀行ファンドブリーフバンク(PBB)が22日発表した2023年第4・四半期の国内オフィス市場指数はマイナス1.96と前四半期のマイナス1.61から低下し、09年第1・四半期以来の低水準となった。

独商業用不動産市場が「危機」領域にさらに深く入り込んだ格好。ベルリン、ミュンヘン、ケルンでは特に需要が低迷し、30%以上落ち込んだという。

PBB自体も不動産不況のあおりを受けており、「ドイツにとって23年は経済の縮小、それに伴うオフィス需要の鈍化、投資市場収益急落の影響を受けた」と指摘した。

オフィスの空きスペースは前年を大幅に上回っているが、24年のオフィス市場は「安定化」すると予想している。

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