市政に民意、新たな仕組み 札幌市予算案 当事者の議論促す

 札幌市は新年度、市民の意見を市政へ反映させるための新しい仕組みづくりに着手する。初めに取り組むテーマは「成人の日」前後に行われる式典で、内容を見直すため、若者や実施主体の住民にアンケートを行い、無関心と思われる人も巻き込んだ議論の場を設ける。市が現在行っているパブリックコメント(意見公募)など市側の一方的な調査だけではなく、当事者双方による議論を促し、その中から意見を反映する仕組みの構築を目指す。

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