日本代表・比江島慎「全然アピールできなかった」2ケタ得点もミス悔やむ

2月22日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)が「アジアカップ2025予選Window1」でグアム代表(同76位)と対戦し、77-56で勝利した。

日本は第1クォーターで17-12と先行したものの、この試合3ポイント成功率26.7パーセント(12/45本)と長距離砲が不発。ミスが続いたところで主導権を奪われ、35-36と逆転を許して前半を終えた。それでも、第3クォーターに河村勇輝が攻守両面で存在感を示し、チーム最年少18歳の川島悠翔も躍動感あるプレーを披露。後半のスコアは42-20と圧倒し、逆転勝利でオリンピックイヤーの初戦を飾った。

昨夏のワールドカップで日本を救う活躍を見せていた比江島慎は、スターター起用され27分39秒に出場。河村に次ぐ12得点を挙げたものの、3ポイントシュート7本中2本成功(成功率28.6パーセント)、試合最多タイのターンオーバー4つを記録するなど精彩を欠いた。

試合当日に馬場雄大がコンディション不良で欠場するアクシデントもあったなか、「急にプランを変えなきゃいけなくなったところで、僕も戸惑いはありましたけど、その中でも自分は経験があるので、しっかり作らなきゃいけなかった。日本に流れを持ってこれなかったのは反省しています」と、不本意なパフォーマンスに悔しさを滲ませた。

チームとしては後半に入り、ディフェンスから流れを取り戻したものの、「得点が止まっている時とか、3ポイントに偏っている時はしっかりドライブを仕掛けなきゃいけなかった。わかっていたけど、やっぱり気づくのも遅かった」と比江島。

パリ2024オリンピックへ向けて、「またサバイバルが始まっていると思う。その中でも自分はしっかり経験値を出していかなきゃいけないという部分では全然アピールできなかったし、ターンオーバーも多かったし、ワールドカップでしていたようなミスを今日もしてしまったので。しっかり中国戦は切り替えたいと思います」と引き締めた。

日本代表の次戦は25日14時ティップオフ予定の中国代表(同29位)戦。試合の模様はDAZNとTVerでライブ配信、テレビ朝日系列で生中継される。

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