【マレーシア】時間当たり労働生産性、10~12月は0.7%増[経済]

マレーシア統計局が22日発表した2023年第4四半期(10~12月)の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は、前年同期比0.7%増の43.5リンギ(約1,364円)だった。3四半期ぶりにプラスとなった。

時間当たり労働生産性は、実質国内総生産(GDP、15年基準)を総労働時間で割って算出する。第4四半期のGDPは、前年同期比3%増の4,099億7,700万リンギ。総労働時間は2.3%増の94億1,800万時間だった。

第4四半期の時間当たり労働生産性の伸び率(前年同期比)を産業別に見ると、建設業が2.6%(前期は5.2%)、鉱業・採石業が1.8%(同マイナス0.4%)、サービス業が1.5%(同0.1%)、農業が1.0%(同マイナス0.9%)。一方、製造業はマイナス2.8%(前期はマイナス4.5%)だった。

就業者数は前年同期比2.5%増の1,630万人。1人当たり労働生産性(付加価値額)は0.5%増の2万5,080リンギだった。

産業別の1人当たり労働生産性の伸び率(前年同期比)は、鉱業・採石業が3.6%(前期はマイナス0.5%)、建設業が2.4%(同5.7%)、サービス業が1.2%(同1.9%)、農業が1.1%(同0.3%)。一方、製造業はマイナス3.2%(前期はマイナス3.1%)だった。

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