パイレーツが昨季13勝のケラーと契約延長 5年7700万ドルで合意

パイレーツで長くプレーすることを希望していたミッチ・ケラーだが、どうやらその願いは叶ったようだ。日本時間2月23日、パイレーツがケラーと5年7700万ドルの契約延長に合意したことが明らかになった。契約は今季からスタートし、オプションは付属していないという。総額7700万ドルは投手としては球団史上最高額となり、年平均1540万ドルも球団史上最高額である。ケラーは2025年シーズン終了後にFAとなる予定だったが、今回の契約延長により、FAは3年先延ばしになる。

現在27歳のケラーは長らくエース候補として期待されていたが、メジャー最初の3シーズンは合計7勝どまり。しかし、2022年に5勝12敗ながら防御率3.91とブレイクの兆しを見せると、昨季は32先発で自己最多の194回1/3を投げ、13勝9敗、防御率4.21、210奪三振をマークした。メジャー初完封を記録したほか、オールスター・ゲーム初選出も果たし、チームのエースとして自信をつけた1年となった。

ベン・チェリントンGMはスプリング・トレーニング中に自軍の選手と契約延長を結ぶ可能性について「そういう話し合いのためのドアは開けておきたい。全員と交渉を行うわけではないが、いくつかの条件を満たした選手のためにドアは開けてある」と話していた。昨季オールスター・ゲーム初選出を果たし、チームのエースとなったケラーはチェリントンGMが定める条件を満たした選手だったのだろう。

なお、パイレーツが主力選手との契約を延長するのは、これで3年連続となる。2022年4月に正三塁手のキブライアン・ヘイズと8年7000万ドルの長期契約を結び、昨年4月には主軸打者のブライアン・レイノルズと8年1億675万ドルで契約延長。今季中にはポール・スキーンズやジャレッド・ジョーンズといった期待の若手投手たちがメジャーデビューを果たす見込みであり、ケラーには投手陣の柱として大きな期待がかかる。

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