マーリンズが今オフ初のFA補強 アンダーソンと1年契約で合意

日本時間2月23日、MLB公式サイトでマーリンズを担当するクリスティーナ・デ・ニコラ記者が関係者から得た情報によると、マーリンズはホワイトソックスからFAとなっていたティム・アンダーソンと1年500万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。安価な契約ではあるものの、マーリンズにとっては今オフのFA市場で初めてのメジャー契約となる。遊撃手補強のターゲットとして様々な名前が浮上したが、2019年にア・リーグの首位打者に輝いた実力者を手に入れた。

現在30歳のアンダーソンはメジャー4年目の2019年にブレイクし、打率.335をマークして首位打者のタイトルを獲得。2022年まで4年連続で打率3割を記録したが、同期間に4年連続3割を達成したのはメジャー全体で1人だけだった。しかし、昨季は開幕直後に左ひざを痛めた影響もあり、自己最悪のシーズンに。123試合に出場し、規定打席はクリアしたものの、打率.245、1本塁打、25打点、13盗塁、OPS.582と極度の打撃不振に苦しんだ。

シーズン終了後にはホワイトソックスから年俸1400万ドルのオプションを破棄され、自身初のFAに。二塁転向にも前向きな姿勢を見せていたが、正遊撃手を必要としていたマーリンズと合意し、今季も引き続き遊撃手としてプレーすることになった。4年連続3割の実績や30歳という年齢を考えると、新天地で復活を遂げる可能性は大いにあり、1年500万ドルの契約は大バーゲンとなる可能性を秘めている。

マーリンズはアンダーソン獲得により、正遊撃手に予定されていたジョン・バーティを本来のユーティリティ役に戻すことができ、控えの層も厚くなった。もしアンダーソンが復調すれば、2年連続首位打者のルイス・アライズと形成する二遊間はチームの看板となりそうだ。なお、アンダーソン獲得を正式発表する際には、ロースターの枠を空けることが必要になるが、トミー・ジョン手術のリハビリ中のサンディ・アルカンタラを60日間の故障者リストに登録することが予想されている。

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