タイガースがウルシェラを獲得 1年150万ドルで契約合意との報道

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、タイガースはエンゼルスからFAとなっていたジオ・ウルシェラと1年150万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、年俸150万ドルとは別に出来高が設けられていることを報じている。タイガースは正三塁手が不在だったため、巧打好守のウルシェラの加入は戦力のグレードアップになる。前田健太にとって頼もしい味方となりそうだ。

現在32歳のウルシェラはコロンビア出身の内野手。ヤンキースへ移籍した2019年に打率.314、21本塁打、74打点、OPS.889と自己最高の成績を残した。2021年までヤンキースでプレーし、2022年はツインズで自身初の規定打席到達。エンゼルスに加入した昨季は3割近い打率をキープしていたものの、6月に左骨盤を骨折して長期離脱し、62試合で打率.299、2本塁打、24打点、OPS.703にとどまった。

タイガースの内野陣は、一塁に主砲スペンサー・トーケルソン、遊撃には6年契約を結んでいるハビアー・バイエズがいるものの、二塁と三塁はレギュラー不在。メジャーデビュー前に6年契約を結んだ有望株コルト・キースが二塁のレギュラーに抜擢される見込みだが、三塁はマット・ビアーリングとザック・マキンストリーという2人のユーティリティ・プレーヤーによるプラトーンが予定されていた。故障がなければ、ウルシェラが三塁のレギュラー格として起用されることになるだろう。

攻守両面で確かな実力を持つウルシェラには、再契約を目指すエンゼルス、内野手の補強を目指すマーリンズのほか、ヤンキース、メッツ、レッドソックスなどが興味を示していることが報じられていたが、最終的にウルシェラが選んだのはタイガースだった。150万ドルという格安の年俸(昨季は840万ドル)を考えると、ウルシェラはレギュラーとしての出場機会を与えてくれるチームを優先したのかもしれない。

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