誠(原田泰造)と翔(城桧吏)、大地(中島颯太)が浴衣姿で秋祭りへ 原田の最新アップデート事情も『おっパン』第8話

By TV LIFE

原田泰造が主演を務める土ドラ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)の第8話が、2月24日(土)放送。撮影現場リポートと原田のインタビュー、佐野史郎、中島颯太、富田靖子のコメントが到着した。

本作は、昭和のおっさん・沖田誠(原田泰造)と共に登場人物全員が価値観をアップデートしていく、ハートフルなホームコメディ。2月17日に放送された第7話では、誠の息子・翔(城桧吏)が「メイクの勉強がしたい」とやりたいことを見つけ、学校にも前向きに通い出した。

そんな翔をうれしく思う誠だったが、勘違い発言で再び翔を傷つけてしまい、まだまだアップデート半ばであることを痛感する。一方、円(東啓介)は「何かを諦めなきゃいけないのかもな」と獣医師になる夢と大地(中島颯太)への愛との間で思い悩む。

2月24日放送の第8話では、誠が働く銀杏事務機器リースで起きたクレームを解決するために偏屈男・古池正則(渡辺哲)が昭和らしい体当たりな方法で奔走する。一方、沖田家では仲直りをした誠と翔が大地とともに秋祭りに出かける。

そこで、今回は第8話の注目シーンでもある秋祭りの撮影現場に潜入リポート。原田が“最新アップデート事情”を語るインタビューや、第8話に出演する佐野史郎のコメントも到着した。

撮影現場リポート

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

埼玉県某所、冬晴れに恵まれた昨年の12月に秋祭りシーンの撮影は行われた。神社の境内には「たこ焼き」「焼きそば」「射的」「わたあめ」…など、祭りならではの屋台が用意され、どこか昭和感が漂い懐かしさを感じさせる。またエキストラとしてたくさんの方に浴衣姿で集まってもらい、まるで本当のお祭りのように、楽しくてにぎやかな様子が再現された。

浴衣を着るには寒すぎる環境の中、大人の色気を感じさせる渋い色あいの浴衣を着こなした誠と、姉・萌(大原梓)のかわいい浴衣を借りた翔、そしてモデルのような浴衣イケメンの大地というお祭り映えする3人が登場。現場の雰囲気が華やかに変わる。

撮影が順調に進む中、今回のハイライトの一つ「射的」シーンを迎える。射的の腕には自信がある様子の誠は、「翔は何が欲しい?」と尋ねる。並べられている商品を見渡した翔は、ピンク色の箱に入ったかわいいアクセサリーを見つける。それは翔が子供の頃に欲しかったものだった。

しかし、「それは女の子の物だ。もっと男らしいものにしなさい」と誠に言われた当時の記憶を思い出した翔は本心を隠し、「スマホケースが欲しい」と誠に伝える。そんな翔の気持ちに気づかない誠は、張り切ってスマホケースを狙う。

誠を演じる原田自身もノリノリで楽しみながら射的シーンを演じていくが、実際はなかなかうまく当たらない。用意された射的用の銃には癖もあり、的を狙うのに苦戦している様子。それでも的に当たり監督からの「カット」の声がかけられた時には、うれしそうな笑顔を浮かべていた。

また、大地と翔の関係を怪しみ嫉妬に身を焼く円も登場し、今後の展開を大きく左右するシーンに。果たして大地と円の愛の行方は。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

原田泰造 インタビュー

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

◆原田さんが最近“アップデート”されたことはありますか?

バイクの大型免許を取りに行ってバイクを買って、そのバイクでサウナに行くというのが、僕の中でアップデートしたことです。純粋に大型バイクを買いたくなって教習所に通いだしたんです。そうしたら、それまではサウナだけで楽しんでいたんですけど、今はサウナにバイクがプラスされて楽しさが増えて、とても面白いですよね。

◆原田さんが家庭でアップデートできていないなと感じたことは?

振り返るといろいろありますね。昔、子供がフィギュアを集めて部屋に飾ったり、アイドルのポスターを部屋に貼ったりしていた時に、僕は「これ捨てたら?」と言っちゃったことがあるんです。今はそれを本当に反省していて、誠みたいに一緒に楽しめたら良かったと思います。やっぱりもっと理解してあげたら良かったと思いますね。
あと最近だとインスタグラムかな。娘にインスタグラムの使い方を教えてもらっている時に「このボタンを押せばいいんだよ」とボタンを押されて、そうしたら水着の女の人がたくさん出てきて…。「まずい!」と思いましたけど、もう遅かったですよね。あれは僕が見ているからオススメとして出てくるんですよね。その時、僕も娘も止まっちゃった(笑)。
それと似た話で、チュートリアルの福田(充徳)君が僕に「なんで女性が水着で筋トレしている動画ばかり出てくるんですかね?」と聞いてきた時があって、それは見ているからだよって(笑)。僕のインスタグラムには出てこないよって! 知らないとは言え、恥ずかしいですよね。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

◆世の中にはまだまだアップデートできていない“おっさん”がたくさんいると思いますが、そういう“おっさん”はどうしたらアップデートできると思いますか?

難しいよね〜、僕も分からないところがあるからな〜。(名倉)潤ちゃんや(堀内)健を見ててもアップデートできていないなと思いますね。潤ちゃんは、やっぱり廊下を歩くのが遅い。そこはアップデートが全然できていないですね。一方、健は食べるのがすごく速い。すぐ次のことがやりたいから、すぐ飲み込んでしまうんだと思います。今の若い人たちはちゃんとそしゃくしますよ。でも健はすぐご飯にお茶をぶっかけちゃう。俺はそれを横で見ていますけど「健、やめな」とは言わないです。「潤ちゃん、もうちょっと早く歩きな」とも言わないです。ただ見守って笑っているだけ。もし言ったとしても潤ちゃんは「速く歩いとるわ!」と言いますよ、絶対。だから言わないですね。そう言われるのが分かっているから。

◆話は変わりますが、原田さんは芸人と俳優のスイッチはどのように切り替えていますか?

いや〜もう本当に分からないです。意識したことがないから。だけど、富田(靖子)さんとか(中島)颯太君が言っていたんですけど、現場だと僕はあまりしゃべらないみたいです。そう言われるとそうだなと、ドラマの現場ではあまりしゃべらないですね。でもこれは集中しているからというわけではなくて、ドラマは朝から晩まで撮影をするから体力を温存しているだけなんです。僕、本当に午前中が苦手なんです。たまに『ネプリーグ』でも午前中に収録をする時があるんですけど、午前中からクイズをすると体がびっくりしちゃう。だけどドラマは平気で朝早くからやりますよね、だから体力を温存しているんです。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

第8話のもうひとつの見どころが、渡辺哲演じるTHE昭和なモーレツおじさん・古池正則の哀愁の物語だ。会社で起きたトラブルを解決せんと奔走するのだが、その対処法が「20年前に飲み会で培った人脈」というまさに昭和な対応。

古池の暴走に誠や部下たちはさらにトラブルを大きくするのではと不安を抱えるが、そんな誠に古池が言う。「俺に残されたのは古いやり方だけだ。それが通用するか…俺は試してるんだ」

20年ぶりの再会となる関係先の専務・鍋岡役には、佐野史郎が出演。複合機メーカー「福芝テック」の専務を務める鍋岡は、古池と20年前の飲み友達。「鍋ちゃん」「ぴょんちゃん」と呼び合う仲だ。渡辺とは同じ劇団の旗揚げからの同期であり、リアルでも10数年ぶりの共演という2人の芝居がどう展開されるのか。ベテラン同士だからこその絶妙な掛け合いに注目だ。

佐野史郎 コメント
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

若き頃より気心の知れた仲間と再会する昭和の会社員役は、実人生とも重なりました。劇団の旗揚げに共に参加した渡辺哲との共演は本当に久しぶりで、撮影の合間には、ついつい半世紀も前の劇団時代の思い出話に花を咲かせてしまい、主演の原田泰造さんにはご迷惑をおかけしていたかもです。そんなわれわれをほほ笑ましく見ていてくださったことに感謝!! であります。そして撮影現場のその空気は、そのまま演技以上の関係性となってドラマの物語と重なっていたかもしれません。世の中の道徳や価値観の変化に順応することができずにいる姿にわが身を振り返り、それでも熱意を持って仕事に取り組むことの大切さは変わらないことも実感しました。ドラマの撮影現場もまた、同様なのだなと思いました。

キャストたちに聞いた「○○がなんだっていいじゃないか!」

中島颯太
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

本当にイライラしないので…基本、なんだっていいですよね(笑)。全てがなんだっていい。イラッとすることや考えすぎたりすることも、違う角度から見たら本当になんだっていいものだと思います。いろいろと悩む方も多いと思いますが、どんな悩みもとても遠くから見た時には、ちっぽけでなんだっていいものだと思えるので、皆さん考え方を変えて前向きに生きてほしいなと思います。

富田靖子
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

なんだっていいものはないんですよ。いろいろ考えましたけど、何一つありませんでした。本当になかった(笑)。タオルもふわふわがいいというのではなくて、逆に薄くて半日で乾くようなタオルじゃないと嫌なんです。頂き物で家に置いているふわふわのタオルを家族に使われると「乾きにくいんだよ〜。なんでこんなふわふわなタオルを使うんだよ〜」と心の中で思いますね。私はその後、雑巾にしたらいいだろうとも思っていて、母親になってより一層こだわりが強くなりましたね。
でも颯太さんの話を聞いた時に、ハッと、私に欠けているのはこれだと思いました。私は中島颯太さん、大地に学ばなければいけないと。ちなみに泰造さんに言われたんですけど、昔、舞台の稽古の時に「ティッシュをテーブルに適当に置くなんて考えられない」と私が言ったらしいです。それ以来、「僕はティッシュをテーブルの上に置けなくなった」と言うんですよ(笑)。

第8話 ストーリー

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

翔(城桧吏)が抱えてきた悩みを知った誠(原田泰造)。不用意な言葉で翔を怒らせてしまうが、そんな翔はずっと抱えてきたいら立ちを父にぶつけてしまったことを反省していた。
「つまずかずにもっと上手にやりたいのに…」そんな翔を大地(中島颯太)は秋祭りに誘う。しかし、大地と翔が楽しそうにしているのを円(東啓介)が見てしまい――

一方、誠の会社ではトラブルが発生していた。リース用のコピー機に不具合が発生したというのだが、それは言いがかりで、いわゆるカスタマーハラスメントに巻き込まれたのだ。納得いかないが対応しようとする部下たちを尻目に、古池(渡辺哲)は勝手に20年前の飲み友達だというコピー機製造会社の専務・鍋岡(佐野史郎)に会いに行こうとする。

無謀な行動を止めようとする誠に古池が言う。
「俺に残されているのは古いやり方ぐらいだ。それが通用するのか、試したいんだ」

誠もまた、息子とちゃんと向き合おうとしていた。縁側で翔に静かに語りかける誠。
「父さん、いろいろうまくやれなくてごめんな…」

男たちの「次の一歩」につながる哀愁と希望の第8話!

番組情報

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(全11回)
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分

出演:原田泰造、中島颯太(FANTASTICS)、城桧吏、大原梓、東啓介、渡辺哲/松下由樹、富田靖子

企画:市野直親(東海テレビ)
原作:「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」練馬ジム (LINEマンガ)
脚本:藤井清美
音楽:鈴木ヤスヨシ
主題歌:「Dancing Dreamer」 4-CaraT(RISING RECORDS)
オープニング:「アプデライフ」 FANTASTICS from EXILE TRIBE(rhythm zone)
演出:二宮崇、室井岳人、加治屋彰人
プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)、古林都子(The icon)、渋谷未来(The icon)
制作:東海テレビ The icon

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