J1開幕 新生鹿島 いざ出陣 23日敵地名古屋戦 素早い攻撃で守備崩せ

開幕戦に向けて調整するJ1鹿島の選手たち=クラブハウスグラウンド

明治安田J1は23日、開幕する。第1節第1日は各地で2試合が行われ、8季ぶりの優勝を目指す鹿島は、豊田スタジアムで名古屋と開幕戦を戦う。キックオフは午後6時。始動から積み上げてきた攻撃的なスタイルを存分に発揮し、好スタートを切りたい。

選手もポポビッチ監督も一貫して、勝利へのポイントについて「ここまでやってきたことをピッチで表現することが重要」と口をそろえる。今週の練習でも、ボールを失った後の即時奪回の精度や、少ないボールタッチでの攻めの構築など、鍛え上げてきた戦術の強化や再確認に時間を割いた。

対する名古屋は、長谷川健太監督が率いて3季目となり、堅守をチームのベースとしてきた。ただ、今季は昨季のDFラインの主力がこぞって退団。まだ守りにもろさがあると考えられる。鹿島は縦に速いアグレッシブな攻めで、相手守備網を翻弄(ほんろう)したいところだ。

一方で、名古屋のアタッカー陣は昨季に比べて厚みを増している。隙を見つけては得意の速攻で襲いかかってくるだろう。植田は「身体が強い選手やスピードがある選手もいるが、相手のストロング(強み)を消しながら試合を進めたい」と気を引き締める。

いよいよ奪冠に向けた戦いが幕を開ける。重要な開幕戦で結果を得て、ポポビッチ新体制の〝強さ〟を示したいところだ。

タイトル奪還に燃えるJ1鹿島のポポビッチ監督
先発予想

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