岡山県副知事に笠原氏内定 2月定例県議会に選任案提案方針

笠原和男氏

 岡山県が3月末で任期満了となる横田有次副知事(64)の後任に、総合政策局長の笠原和男氏(59)を充てる人事を内定したことが22日、関係者への取材で分かった。2月定例県議会の最終日(3月19日)に選任同意案を追加提案する方針で、可決されれば4月1日付で発令する。任期は4年間。

 笠原氏は岡山大法学部を卒業し、1987年に岡山県庁入り。観光課長、人事課長、政策推進監、知事室長などを経て2023年4月から現職。政策立案や管理部門の経験が豊富で、部局間の調整手腕も評価されたもようだ。

 横田氏は20年4月に副知事に就任。岡山県の副知事は2人体制で、もう1人は総務省出身の上坊勝則氏(51)が務めている。総合政策局長の後任は3月の県職員1次異動で発表される見込み。

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