『おっさんずラブ』余命宣告を受けた武蔵 春田&牧の家で“最期のホームパーティー”開催

テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』の第8話では、余命宣告を受けた黒澤武蔵(吉田鋼太郎)が自分の人生を振り返る。

2018年に放送されたドラマ第1シリーズ『おっさんずラブ』から5年。続編となる本作では、アラフォーになった“はるたん”こと春田創一(田中圭)と牧凌太(林遣都)の“夢の新婚生活”が描かれる。さらに、彼らの新居に早期退職して再就職を果たした“家政夫の武蔵さん”こと武蔵も乱入。春田と牧、そして武蔵が、周りの人々を巻き込みながら、家族や結婚とは一体何なのか、新しい“愛のカタチ”を模索していく。

武蔵が病院で余命宣告を受ける場面で幕を閉じた第7話。2月23日放送の第8話では、余命1カ月の家政夫・武蔵が、自分の人生を振り返りながら、残された時間をどう生きるのか考え始める。余命宣告を受けたことを胸にしまい、病院に付き添ってくれた元妻・栗林蝶子(大塚寧々)には笑顔を見せる武蔵だが、帰宅してひとりぼう然とする。すると、「天空不動産」で大好きな春田と過ごした日々、永遠のライバル・牧と“はるたん争奪戦”を繰り広げた時間、そして家政夫として、姑として2人を見守ると決めた新しい生き方など、思い出が走馬灯のように駆け巡っていく。迫りくる大切な人たちとの別れを前に、苦しいほどの寂しさと孤独、やるせなさを感じながらもエンディングノートを書き始める武蔵。そして、書き出した「はるたんとやりたいこと(+牧も)」の数々。

そんなこととはつゆ知らず、メキメキと家事の腕を上げ、ご機嫌な春田。そんな春田の成長をほほえましく見守っていた牧は、「そろそろ家政夫さんに来てもらうの、やめませんか?」と切り出す。「将来のために貯金もしたい」という牧の言葉に納得しつつも、春田は無性に寂しさを感じてしまう。

余命宣告を受けたことを一人胸にしまい込む武蔵だが、蝶子は彼が無理して強がっていることに気付いていた。どうしようもなく不安な気持ちになった蝶子は、栗林歌麻呂(金子大地)に、武蔵の異変を打ち明ける。牧や荒井ちず(内田理央)、そして春田もまた、回り回って“武蔵が体調を崩して元気がない”ということを知る。

武蔵が心配でならない春田らは、武川政宗(眞島秀和)の発案で、武蔵を元気付けるホームパーティーを開催することに。各自1品ずつ持参し、春田と牧の家に集まってくる仲間たち。ワイワイとにぎやかに楽しい時間を過ごしながらも、その裏ではみんな武蔵のことが心配でたまらない。“最期のホームパーティー”に込められた、残される者の想い、そして武蔵が残したい想いとは。

(文=リアルサウンド編集部)

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