23、24の両日に富山県南砺市平地域の世界遺産、相倉合掌造り集落で実施されるライトアップを前に、試験点灯が22日行われ、春を待つ集落が幻想的に浮かび上がった。
例年この時期はまだ雪が多く残るが、今年は暖冬の影響で集落の棚田などに残る雪は約30センチと少ない。今回は、合掌造り家屋など21棟や屋敷林、棚田の雪原をライト40台で照らした。
23日と24日は足元灯を40台設置するなどし、訪れた人が散策を楽しみやすい環境を整える。訪日外国人客向けに「南砺通訳ガイドサークル」のメンバーがボランティアで英語案内する。
ライトアップは日没から午後9時まで。問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。