「大蔵省」出身の経済学者"榊原英資氏"や"野口悠紀雄"の偽物が詐欺―暗号資産やFX投資 60代男性 計1800万円だまし取られる 北海道札幌市

投資詐欺事件を捜査している北海道警厚別署(札幌市)

北海道札幌市に住む60代男性がSNSで知り合った「大蔵省」(現財務省)出身の著名人の偽物に、暗号資産とFX投資を持ち掛けられ、計約1800万円をだまし取られました。警察によりますと、男性はSNS上で暗号資産の投資に関する広告を見つけ、大蔵省出身の経済学者である榊原英資氏を名乗る者と知り合いました。その後、アシスタントを名乗る女からSNS上の投資グループに招待され、暗号資産への投資を持ち掛けられました。男性は去年11月中旬から12月にかけ、5回にわたり暗号資産、計約1700万円を購入。指定された別の暗号資産アドレス宛に暗号資産を送信しました。男性はアシスタントを名乗る女から「1億5000万円まで資産が増えていて2024年1月3日から換金できるようになるが、現金化の手数料は5%」と言われ、詐欺だと気づきました。男性はほかにも大蔵省出身の経済学者である野口悠紀雄氏の偽物と知り合い、FX投資詐欺で約100万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査をするとともに、SNSなどで投資目的の高額振り込みを依頼された場合は、詐欺の可能性が高いのですぐに振り込まず警察「#9110」に相談してほしいと注意を促しています。

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