「空気がきれいになるマスク」発案 児童のユニークアイデア続々 エアコン会社が出前授業

空気や自然の大切さをパナソニック社員(奥)と学ぶ児童たち=草津市野路9丁目・玉川小

 滋賀県草津市内に工場があるパナソニックの社員から、空気や自然の大切さを学ぶ出前授業が6日、同市の玉川小で開かれた。4年生児童約95人が参加し、空気を巡る課題やその解決策について考えた。

 出前授業を行ったのは、草津工場で製品開発のほか、ルームエアコンの製造を手がけているパナソニック空質空調社の社員。地元に拠点を置く企業として、地域の子どもに親近感を持ってもらい、事業内容も知ってもらおうと、県内では初めて開いた。

 この日は、商品企画部門の金澤尚子さん(26)と品質保証を担う朝日達哉さん(24)らが児童の前に立ち、草津工場の役割や電気消費を抑える最新の技術などを説明した。「未来の空気を変える新しい製品アイデア」を考えるワークショップも行い、児童たちが班ごとに知恵を絞って「空気がきれいになるマスク」などを提案していた。

 参加した4年の児童(10)は「アイデアを考えるのが楽しかった。できるだけ電気やガスなどを使わないようにしたい」と話した。

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