「忍者」で観光振興 中部空港と三重大が協定

協定書に調印した犬塚社長(右)と伊藤学長

 【半田】中部国際空港と三重大学は22日、産学連携協定を締結した。忍者をキーワードに観光振興、人材育成などの取り組みを推進する。

 同日、同空港で調印式が開かれ、犬塚力社長と伊藤正明学長が協定書に署名した。犬塚社長は「三重大学との関係を強化し忍者関連のイベントを盛り上げ、国内外から多くの人に来て楽しんでもらいたい」と意気込んだ。伊藤学長は「多くの人が集まる空港を拠点に、情報発信やリカレント教育の充実につなげていく」と話した。

 三重大は2017年に国際忍者センター(伊賀市)を設立し、忍者研究で知られる。中部国際空港は三重大から知見を得て18年から空港施設内で、忍者や侍に関するさまざまなイベントを展開している。

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