偽iPhone5000台を修理に出して正規版を入手、中国人2人に厳罰の可能性―米国

21日、香港01は、香港から偽物のiPhoneを輸入してApple社に修理を出し、正規品をだまし取った中国籍の男2人が米国内の裁判所から実刑判決を受ける見込みであると報じた。写真はiPhone。

2024年2月21日、香港メディア・香港01は、香港から偽物のiPhoneを輸入してアップル社に修理を出し、正規品をだまし取った罪で起訴された中国籍の男2人が米国内の裁判所から実刑判決を受ける見込みであると報じた。

記事は、米司法省が発表した声明の内容として、米国在住の中国籍の男2人がメリーランド州で長期間にわたる詐欺計画を企て、300万ドル(約4億5000万円)を超える不当な利益を得ていたと紹介した。

調査によると、2人は2017年5月より香港から偽物のiPhoneを取り寄せた後、シリアルナンバーなどを偽装するとともに大量の偽名を利用してアップルストアに修理に出し、正規品への交換を受けていた。19年9月までに修理を依頼した偽物のiPhoneは5000台を超えたという。

記事は、2人が事件の発覚を防ぐために多数の偽名を使っていたものの米国警察当局の目に止まり、19年12月に2人とも逮捕されたと紹介。その後起訴され、コロンビア特別区の地方裁判所が郵便詐欺および詐欺共謀罪を認定したとし、今年6月には最高で禁錮20年の判決が言い渡される見込みだと伝えた。(翻訳・編集/川尻)

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