こんにちは、ロモアライターのSariです!
今回は大津市螢谷にある「茶館喫茶去」さんへ行ってきました!
ここはオープンから20年経つ薬膳料理と中国茶のお店。店名にある「去」というのは中国語で「ほっこりする」という意味らしく、お店でほっこりしていって欲しいという願いで名付けられたそうです。
お店の場所
お店があるのは、大津市螢谷。京阪石山寺駅から徒歩4分の瀬田川沿いにあります。国道422号線沿いにある大きな看板が目印です。
駐車場は3カ所あります。
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店内の様子
店内は広く、テーブル席と
窓側にカウンター席があります。ここからは瀬田川が眺められ、時おり船が通り過ぎたり水鳥が浮かんでいたりするのを見ることができます。また奥にはお座敷席もあり、子ども連れでも利用しやすそうでした。
土日祝日にはこちらの2階席も利用できるとのこと。
窓辺の席からの眺めは素晴らしく、ゆったりと過ごせそうですね。
メニュー
メニューは中国茶と薬膳料理それぞれ1冊ずつ 。
中国茶のメニューだけで、こんなに沢山のものが。茶葉の発酵の度合いによって、緑茶、青茶、白茶、黄茶と色々な種類がありました。
料理メニューは、お粥と点心などの薬膳料理とケーキなどのスイーツ。以前は麺類などもあったそうですが、調理師が変わったこともあり、2年前から現在のメニューになっているそうです。
最初にお白湯を
こちらのお店で使っているお水は、近くの岩間山の鉱水とのこと。お願いするとお白湯をサービスで出してくださいます。とてもまろやかな軟水で、お茶もこのお水で淹れると美味しくなるそうです。
点心セットをいただく
まずはお茶から。
今回は、茶盤淹れで提供される台湾青茶の「凍頂烏龍茶(880円)」を頼んでみました。 茶盤淹れというのは、茶盤の上でお茶を淹れる方法です。
まずはじめに茶葉の入った茶壺(チャフウ)と呼ばれる急須にお湯を入れます。茶葉が丸まって硬くなっているのをほぐすために入れるもので、お湯は飲まずに捨てます。その後、再び茶壺にお湯を注いで蓋をして、熱いお湯を茶壺の外側に回しかけていきます。この時のお湯の受け皿として茶盤があるわけです。
砂時計で計って一分ほど蒸らし、茶海と呼ばれるポットに茶こしを通してお湯を入れ替えます。
そのあと香杯と呼ばれる器にお茶を移動。この器は香りを楽しむもので、手で包み込みながらお茶の香りをかいで楽しみます。
その後、飲杯(インパイ)と呼ばれる杯に移し替え、いよいよ飲めます。
一煎目は色も薄く、味もさっぱりとしていましたが、二煎目三煎目と淹れていくと味も香りも変化してきます。
こちらが三煎目なのですが、色が濃いのが分かりますでしょうか?味は凍頂烏龍茶の独特の渋みが柔らかい軟水の岩間の水でまろやかに出ていて、とても美味しかったです。添えられていたドライフルーツにも良く合いました。
お食事は「点心セット(1500円)」をいただいてみました。
内容は
・点心
・蒸しぎょうざ(二種)
・お粥(小)
・梅干し
・ハトムギ
・緑茶塩付き
・季節のゼリー
となります。
せいろに入っている点心は、点心三種盛り、肉まん(白2個と季節肉まん) 、花焼売(3個) の3パターンから選べ、私は点心三種盛りをチョイス。花焼売・季節の肉まん・ちまきが付いてきました。
ちまきは具だくさんでもち米が食べ応えがあり、
花焼売は繊細な皮が食べやすく、お肉もちょうどいい蒸し加減で美味しかったです。
季節の肉まんは五行説に基づき季節で皮の色を変えているとのこと。冬は体を温めるために黒い食材と使うといいとのことで、こちらの肉まんの皮は竹炭が入っています。
具材は豚肉、干しエビ、干し椎茸にキャベツや玉ねぎなど野菜たっぷりで、味わい深い。何もつけずにそのままで十分美味しかったです。
蒸し餃子の具は海老とイカ。どちらも皮からプリプリした食感がして良かったです。
お粥は2月は節分粥ということで、煎り大豆が入っており、黒米を使っておられました。カラダにとても良さそうな感じです。添えられていた梅干しや緑茶塩も味のアクセントになって良かったですが、写真のハトムギの食感が良くて気に入りました。
ゆったりと流れる瀬田川を眺めながら、優雅に中国茶と点心をいただく時間は、とても贅沢なものでした。 カラダにもいい薬膳料理ということでしたが、日本人の口に合うように作っているとのことでとても食べやすく、美味しかったです。
ぜひみなさんも足を運んでみてください!
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店舗情報
[店名]茶館喫茶去
[住所]滋賀県大津市螢谷4-45
[営業時間]平日(11:00~14:30)土日祝(11:00~15:30)
[定休日]水・木
[駐車場]あり
[支払い方法]現金・カード・電子マネー