一刻も早い終結願う ウクライナ侵攻2年 東日本国際大留学生

ウクライナへの思いを語るアナスタシアさん(右)とソフィアさん

 ロシアによるウクライナ侵攻から24日で2年となる。戦禍を逃れ、福島県いわき市の東日本国際大に通うウクライナ人留学生のアナスタシア・タタレンコさん(20)、ソフィア・ビジャズさん(20)は一刻も早い戦争の終結を願う。

 2人は2022(令和4)年秋に入学した。アナスタシアさんは、終戦の見通せない現状に不安を募らせている。さらに他国からの支援は当初に比べて減少していると感じている。国際社会に援助の継続を呼びかけた。

 ウクライナの現状について十分に理解されていないと懸念している。「戦争の悲惨さを日本政府が多くの人に伝えてほしい」と訴えた。

 ソフィアさんは「ウクライナの子どもたちに寄付金を送りたい。手伝ってほしい」と呼びかけた。

 2人は今秋に同大留学生別科を修了予定で、しばらくは日本にとどまるという。「戦争が終わったら日本とウクライナをつなぐ仕事がしたい」と2人は声をそろえる。

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