コロナとインフル減少するも高水準 栃木県内12~18日の感染者数 県、感染防止対策徹底を呼びかけ

栃木県内の新型コロナウイルス感染者の定点把握数

 栃木県は22日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。12~18日の1週間に報告された感染者は計1058人(前週1338人)で、1機関当たりの平均は13.92人(同17.61人)。3週連続で前週を下回ったが、依然として高い水準で推移している。

 インフルエンザの感染者数は計988人(同1059人)で、2週間ぶりに減少した。1機関当たりの平均は13.00人と注意報レベルの基準10人を上回っており、県は引き続き基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけている。

 新型コロナでは、6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは県北が19.50人。県東が15.25人、県南が14.35人、安足が13.09人、宇都宮が11.22人と続き、最も少ない県西は9.13人だった。

 年代別では最多の10歳未満が209人。10代142人、40代133人、30代122人、50代119人などと続く。

 クラスター(感染者集団)は医療機関で3件、高齢者施設と障害者施設でそれぞれ5件発生した。

 新規入院者は前週比9人増の157人。1週間平均の入院者は263.4人で、前週比27.6人減だった。

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