FIA F2に参戦するフランスのダムス・ルーカスオイルは2月22日、フランスの高級時計メーカーである『B.R.M』との3年にわたるパートナーシップ締結を発表し、同社とのコラボレーションウォッチを販売すると明らかにした。
B.R.Mは、2003年にベルナール・リシャールによって設立された高級機械式時計ブランドだ。『PURE RACING SPIRIT』というコンセプトを元に、さまざまなモータースポーツブランドともコラボを展開している。
2023年の日本では国内輸入総代理店であるViron Japanを通じ、全日本スーパーフォーミュラ選手権への協賛のほかKONDO Racing、GOODSMILE RACING＆TeamUKYOへのサポンサードしており、日本のモータースポーツファンにも馴染みのあるブランドだろう。
今回のパートナーシップ締結により、B.R.Mはダムス・ルーカスオイルのチームカラーをまとった自動巻き腕時計を製作し、同社のウェブサイトで一般に販売する。ベゼル部分にはチームロゴが入ったほか、チームカラーのブルーとブラックのバンドにはアルカンターラレザーが使用されている。
チームには同モデルが12個支給されるほか、ダムス・ルーカスオイルのポロシャツにもB.R.Mのロゴがあしらわれる。そして2024年シーズンの開幕戦以降、ダムス・ルーカスオイルのマシンの“1台”にもB.R.Mのロゴが描かれるとしている。これはドライバーのひとりのファン-マヌエル・コレアが、同じく時計ブランドを展開するインビクタ・ウォッチ・グループのブランドアンバサダーを務めている関係だろう。
B.R.Mの創設者でありCEOを務めるリシャールは「B.R.Mクロノグラフとダムス・ルーカスオイルの関係は、20年前にジャン・ポール・ドリオ（前ダムスオーナー）が私たちが製造した最初の時計を購入したことから始まった。ケータハムF1チームのドライバーだったシャルル・ピックと再び仕事ができることを誇りに思う。私たちが共有する情熱と理念があれば、将来、ともに偉大なことを成し遂げられると確信している」とコメント。
また、ダムス・ルーカスオイルのチームオーナーであるピックは、「B.R.Mクロノグラフとのパートナーシップを発表できることを嬉しく思う。B.R.Mは名誉ある賞を受賞している非常に評価の高いブランドだ。若いモータースポーツの才能を育てたいという思いを共有し、精度と品質という価値を大切にし、我々の仕事を最高レベルまで高めてくれるB.R.Mは、ダムス・ルーカスオイルと自然にマッチする。今後3年間、B.R.Mと協力し、共通の目標達成に挑めることを楽しみにしている」とコメントしている。
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