<県内一周駅伝>12連覇達成喜び合う 小城市チームの野田監督ら市長表敬

優勝旗や賞状を手に喜び合う江里口秀次市長(左から2人目)と野田正一郎監督(同3人目)ら=小城市役所

 第64回郡市対抗県内一周駅伝大会(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会主催、佐賀トヨタ自動車特別協賛)で12年連続13度目の頂点に立った小城市チームの野田正一郎監督(58)らが22日、小城市役所に江里口秀次市長を表敬訪問し、優勝旗を渡した。大会最長の12連覇に並ぶ快挙達成を喜び合い、選手の頑張りをねぎらった。

 小城市は3日連続で日間賞を獲得する”完全優勝”を達成。野田監督は「多くの応援が励みになった。優勝旗を持ち帰ることができ、新記録の13連覇を狙える位置に立てたことにほっとしている」と心境を語った。

 江里口市長は佐賀市を追う展開となった1日目前半を振り返り、「佐賀市の本気度を感じてハラハラしたが、重圧をはねのけて頑張ってくれた」と選手たちをたたえた。野田監督は「中学生の走りが光ったことは来年以降につながる。子どもたちが練習する光景をよく見るようになった」と裾野の広がりに目を細めた。

 吉井香織選手(ひらまつ病院)と奏汰選手(小城中)の親子リレーも話題に上り、江里口市長は「3日間、いろんなドラマがあった。市民も喜びと感動を共有できたと思う」と賛辞を送った。優勝旗は市庁舎の応接室に飾られる。(市原康史)

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