【2月25日(日)開催】令和5年度くらしきボランティア大会 ~ 新たな趣味や生きがいにであうキッカケに参加してみよう

令和6年能登半島地震をきっかけに、ニュースやSNSでは日々“ボランティア”という言葉を目にします。

ボランティアは、難しそうなイメージを抱きがちですが、自分のできることから少しずつ始めることができるそうです。

そんなボランティアに触れてみるきっかけとなるようなイベント「令和5年度くらしきボランティア大会」が、2024年(令和6年)2月25日に開催されます。

くらしきボランティア大会とは

令和5年度くらしきボランティア大会は、令和6年2月25日に開催されます。

場所は、倉敷市笹沖にあるくらしき健康福祉プラザです。

内容は2部構成となっていて、前半は「ボランティアの今を語り合おう!! ~自分のしたいをカタチに~」をテーマとしたトークセッション、後半はボランティア団体による体験ブースをまわる交流会が予定されています。

令和4年度くらしきボランティア大会のようす

写真は、昨年度(令和4年度)のボランティア大会のようすです。

昨年度は前半が講演で、後半が交流会でした。

交流会がきっかけで、手話や点字の勉強を始めたかたもいるそうです。

担当者インタビュー

令和5年度くらしきボランティア大会について、社会福祉法人倉敷市社会福祉協議会の宇喜多良充(うきた よしみつ)さんに話を聞きました。

宇喜多良充さん

──「くらしきボランティア大会」のねらいを教えてください。

宇喜多(敬称略)──

ボランティア活動を始めてみたいかたに、どんな活動があるのかを知ってもらうこと、今ボランティア活動をされているかたに、新しい活動の場所と出会ってもらうことの大きく二つのねらいがあります。

「ボランティア」というと難しいイメージをもたれるかたも多いかもしれません。確かに、手話や点字など専門的な知識が必要な活動もあります。このような知識を習得することで、自身の生きがいとなってより視野が広がっていくと楽しんでいるかたも多くいます。

また、麻雀(マージャン)の相手や将棋の相手を探している老人介護施設もあります。ゲームをしに行っただけなのに、それが誰かの役に立つことがとてもうれしいと、ボランティア活動にのめりこんでいるかたもいます。

このように、いろいろな形のボランティアがあることを知ってもらうきっかけになってほしいと思っています。

──今年度(令和5年度)の大会の目玉を教えてください。

宇喜多──

昨年度までも前半と後半の二部構成でしたが、前半は参加者が講演を聞くスタイルでした。

しかし、今年度は講演ではなくトークセッションをすることになりました。これが大きな違いになります。

──「トークセッション」は、複数のパネラー(語り手)が登壇するのですね。どのようなかたが、登壇されるのですか?

宇喜多──

ボランティアを受け入れている団体に登壇してもらう予定です。

フロアにいる支援者側からはボランティアをして良かったことを、受け入れ団体からは受け入れて良かったことをそれぞれ話してもらえるよう、会を進めていきたいと考えています。

よりリアルなボランティアの現場を知ってもらえる機会になるはずです。

──後半の交流会の内容を教えてください。

宇喜多──

交流会は、毎年開催しています。

4か所のボランティア体験ブース(点字、朗読、要約筆記、手話)のほかに、ボランティア登録や「いきいきポイント制度」の相談、地域の支え合いマッチングコーナーのブースを設置します。

各ブースでスタンプを集めると景品がもらえますので、ぜひスタンプラリーにも参加してみてください。

──いきいきポイント制度とは、どんな取り組みですか。

いきいきポイント制度とは、介護保険施設などでボランティア活動をおこない、その実績に応じてたまったポイントを交付金として受け取れる仕組みです。

対象となるのは、要介護認定を受けていない満40歳以上の倉敷市民となります。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、登録者数が最盛期の三分の一まで減少してしまっているので、登録者数が増えてほしいなと思っています。

──読者にメッセージをお願いします。

宇喜多──

ボランティアは、できるときにできる範囲から気軽に始められます。

新しい趣味生きがいを探しに、ぜひ遊びに来てください。

おわりに

私は聴覚障がいがあるので、学生時代は要約筆記のボランティアに助けてもらいながら講義を受講していました。

双方の間に金銭のやり取りが発生しないからこそ、お互いに知識や技術を出し惜しむことなく活動を盛り上げられ、とても楽しかった思い出があり、今でも当時の仲間たちとは仲良くしています。

大会当日は、事前申し込みなしの飛び入り参加も大歓迎だとのこと。

趣味や生きがい、そして仲間づくりのきっかけに、くらしきボランティア大会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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