時短研究家ママなのに時短することを「やめた家事」

ママのモヤっとする時間を短縮!サンキュ!STYLEライターで時短研究家ママのあらきあゆみです。

やるべきことが多いと効率のよさを優先することが多くなりますが、「作業時間の短縮」をしても、モヤっとする時間が短縮されず、むしろストレスや悩みが増えるケースがあります。

これが原因で私が時短することをやめた家事は料理です。

料理は時短しないで個別対応する

「時短をやめた」と言ってもまったく考えないわけではなく、時短の優先順位を下げました。

「急がば回れ」の精神で時短とは真逆の「あえて食事メニューは家族それぞれに個別対応する」という作戦に。

以前は効率重視で極力同じメニューで時短していましたが、家族それぞれに体質やコンディション、食事量も違うのに同じメニューを出すと家族それぞれに小さな不満を抱えたり、栄養バランスの問題が出たりして、結果として料理をつくる私がモヤっとすることが多かったからです。

時短するポイントを変えてみた

85歳の義母だけはワンプレートだと食べづらいので小皿で盛り付けます

個別対応の食事メニューだと多いときの品数は7、8品。とはいえ調理が簡単なものやそのまま出すだけのものも駆使して調理時間は平日なら30分目標です。

時短モードの調理時は10分〜15分が目標時間なので倍以上の時間はかかりますが、品数が多くても時短するポイントは「献立決め」です。

わが家は3つに仕切られたワンプレート皿を採用して、プレート皿には1.フルーツ、2.不足する栄養、3.肉or魚を乗せて、別で4.汁物(野菜多め)、5.ご飯を盛りつけるというルールを決めています。

「不足する栄養」ゾーンは「まごわやさしい」の未摂取がないように1品確保。それぞれの不足栄養を補うための簡単な1品も予め決めておくとかなりラクです。

こうしてルールがあれば、栄養バランスがくずれることもなく、献立決めもサクサク進みますよ。

大食いで食のこだわり強めの夫対策も

クリスマスの大皿メニューも1人で4分の3食べる大食い夫

料理でモヤっとポイントの1つが「後から何か言われること」だったので、夫には「食べたいものリスト」をつくってもらい、3日に1度はそのリストから提供することに。

また、大食いの夫は大体2〜3人前食べるので満足する量を出すだけでも一苦労ですが、食事量が少なかったり、炭水化物だけでお腹を満たそうとすると結果的にお腹が空いて、お菓子に手が伸びて出費がかさむという事態に。

結果としてはしっかり食事をとってもらうことが大事だと気づきました。

夫からの「今日のごはん何?」や悪気がないクレームにモヤっとすることもありますが、裏を返せば食事を楽しみにしていることの表れ。

「出されたものを食べて」も1つですが、我慢させない状況が作れるなら時間がかかってもそのほうがお互いにストレスフリーだと感じました。

最後に

わが家は食事が大好きな家族なのであえて時短しないことが家族円満のポイントになりました。

「急がば回れ」の精神がモヤっとするお悩みを解決することは多いのです。

料理に限らず作業時間を短縮してもモヤっとするときは「あえて時間をかけること」を試してみてくださいね。

◆この記事を書いたのは・・・あらきあゆみ
サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ
プチプラ活用・デジタル活用・マルチタスク術など……ママのモヤっとする時間を短縮する問題解決のアイデアを提案|2歳4歳やんちゃ男子の母、義母と同居中|FP2級&終活ライフコーディネーター。

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