ロイヤルズが34歳のベテラン捕手・ノラとメジャー契約へ 米報道

日本時間2月23日、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はロイヤルズが34歳のベテラン捕手、オースティン・ノラとメジャー契約を結ぶことで合意したことを報じた(契約条件の詳細は不明)。ノラはパドレスからノンテンダーFAとなったあと、今年1月にブリュワーズとマイナー契約を結んでいたが、ブリュワーズがエリック・ハースに加えてゲーリー・サンチェスも獲得したため、ロースター入りのチャンスがないと判断し、ブリュワーズに退団を申し入れたようだ。

フィリーズで先発ローテーションの一角を担うアーロン・ノラの兄として知られるオースティン・ノラは、2012年ドラフト5巡目指名でマーリンズに入団し、2019年にマリナーズでメジャーデビュー。翌2020年のシーズン途中に大型トレードでパドレスへ移籍した。

マリナーズでは平均以上の打力を持つ捕手として活躍していたが、パドレス移籍後は打撃成績が年々悪化。2022年は自己最多の110試合に出場したものの、打率.251、4本塁打、40打点、OPS.650と平凡な成績に終わり、昨季は52試合で打率.146、1本塁打、8打点、OPS.452とさらに成績を悪化させ、シーズン終了後にノンテンダーFAで放出された。

ロイヤルズには不動の正捕手としてサルバドール・ペレスが君臨しており、ノラはフレディ・ファーミンと2番手捕手の座を争うことになる。昨季70試合で打率.281、9本塁打、32打点、OPS.782を記録したファーミンがやや優勢だが、実績ではノラに分があるため、ノラにも十分にチャンスはあるはずだ。なお、両者ともマイナー・オプションを残している。

ノラはサービスタイムが4年以上5年未満のため、ロイヤルズはノラがFAの資格を得るまであと2年保有することができる。ロイヤルズとしては、複数年保有可能なベテラン捕手を安価な契約で獲得できたことになり、ほとんどリスクのない補強と言えるだろう。

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