通算703本塁打の名打者プホルス 将来的なメジャーでの監督業に興味

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者によると、史上4人目の通算700本塁打を達成して2022年シーズン限りで引退したアルバート・プホルスが将来的なメジャーでの監督業に興味を示しているようだ。現在44歳のプホルスは、2024-25年シーズンにドミニカ共和国のウィンター・リーグのチームである「レオネス・デル・エスコヒード」の監督を務めることが決定。ゴンザレス記者は「これは将来的な目標に向けての第一歩になる」と伝えている。

プホルスは現在、古巣エンゼルスで特別アシスタントを務めている。これは2011年オフにエンゼルスと10年契約を結んだ際、契約のなかに盛り込まれていた条項だ。2001年にカージナルスでメジャーデビューしたプホルスは、2010年まで10年連続で「打率3割・30本塁打・100打点」を達成。エンゼルス、ドジャースを経て、現役ラストイヤーの2022年はカージナルスに戻り、バリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースに次いで史上4人目となる通算700本塁打を達成した。

メジャー22年間で通算3080試合に出場し、3384安打、打率.296、703本塁打、2218打点、OPS.918を記録。2001年の新人王から始まり、3度のMVP、11度のオールスター・ゲーム選出、2度のワールドシリーズ制覇、シルバースラッガー賞6度、ゴールドグラブ賞2度、首位打者1度、本塁打王2度、打点王1度、ハンク・アーロン賞2度、ロベルト・クレメンテ賞(2008年)、カムバック賞(2022年)など輝かしいキャリアを過ごした。

「レオネス・デル・エスコヒード」のGMを務めるルイス・ロハス(元メッツ監督、現ヤンキース三塁ベースコーチ)は「彼がレオネスの指揮を執ることになり、とても感激している。彼はチームを象徴する存在となり、選手やファンにも大きな影響を与えるだろう。監督としてのキャリアをレオネスで始めることを嬉しく思うし、チームを優勝に導いてくれることを期待している」とコメント。なお、プホルスは2028年度のアメリカ野球殿堂入り投票から有資格者となるが、初年度での殿堂入りが確実視されている。

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