捨てないで!みかんの皮はおいしく食べられる!保存法とおすすめ料理4選

食べ終わったみかんの皮を捨てていませんか?じつは、栄養もありおいしく食べられる部分なのです。

みかんの皮をおいしく食べる方法を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。

みかんの皮は捨てないで!栄養豊富で使い勝手もよし!

冬のフルーツの大定番であるみかん。手軽に食べられることもあって、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。

ところで、おいしく食べたあとの皮はどうされていますか?何気なく捨てていることの方が多いかもしれませんね。

掃除に使ったり、お風呂に入れたりする活用法もありますが、みかんの皮はおいしく食べることもできるのです。

さらには栄養も豊富で、β-クリプトキサンチンをはじめとするビタミン類や、ポリフェノールなどが含まれているので、捨てずに食べるのがおすすめです。

そのままでは苦さや硬さに抵抗があるかもしれませんが、冷凍することで解消できますよ。

保存性も高まり、使い勝手もよくなります。

みかんの皮の保存方法

(1) ヘタを残して、包丁で細切りにしておく。

(2) 冷凍対応のジッパーつき保存袋に入れて、冷凍する。

使うときは冷凍のままでOK

冷凍保存したみかんの皮は、解凍せずにそのまま料理に使うことができます。

生のままでは少し硬さが残りますが、冷凍することでほどよくやわらかくなり、とても使い勝手がよくなります。
必要な分だけをパラパラ取り出せるのも便利ですよ。

おすすめの料理をいくつかご紹介します。

おすすめ料理4選

みかん大根

食べやすい大きさに切った大根と、みかんの皮をいっしょに甘酢に漬けた「みかん大根」。

ゆず大根が広く知られていますが、ゆずよりもマイルドな酸味のみかんを使うことで、酸味が苦手な人にも食べやすく仕上がります。

濃いオレンジ色がアクセントにもなりますね。

おひたしの風味づけ

シンプルな青菜の煮びたしに、パラッとみかんの皮をトッピング。

ほんの少量ですが、風味がプラスされることで料理の仕上がりがグッとおいしく、見た目もおしゃれに。

みかんの皮は冷凍のまま使えるので、盛りつけの仕上げにのせるだけでOKです。

みかん紅茶

さわやかなみかんの香りは、紅茶との相性もバッチリ。

紅茶を淹れたら、みかんの皮を少量加えて、香りが出たら取り出します。

お好みではちみつを加えるのもおすすめです。

みかんパンケーキ

みかんの皮を練り込んだ風味豊かなパンケーキ。

ホットケーキミックスに、みかんの皮をいっしょに混ぜて焼き上げます。

みかんの香りはもちろん、皮の食感も楽しめて、おやつやデザートにぴったりですよ。

捨てずにおいしく活用しよう

何気なく捨ててしまっているみかんの皮も、刻んで冷凍保存しておけば料理への用途はかなり広がります。

生ごみを減らすこともできますね。

汚れなどが気になる場合は、表面を水洗いして水分を拭き取ってから冷凍してください。

栄養も豊富で、使い勝手のよいみかんの皮は、捨てずにおいしく活用しましょう。

■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。

編集/サンキュ!編集部

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