マカオ司法警察局がIR集積エリアでパトロール実施…違法売春従事の旅客ら発見

マカオ司法警察局が2月21日夜から22日未明にかけて実施したパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 マカオ司法警察局は2月22日、統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区のホテル及び周辺一帯で21日夜から22日未明にかけて、同局の捜査員8人によるパトロールを実施したことを明らかにした。

 今回のパトロール中、違法な売春に従事していたとみられる女性に扮したフィリピン人の男1人と中国人(中国本土居民)の女1人、中国人の女の客とみられる男1人の計3人の身柄を拘束。違法売春従事が疑われた2人はインバウンド旅客で、”商売道具”を所持しており、警察の調べに対して報酬を得て違法な売春に従事した事実を認めたという。

マカオ司法警察局が2月21日夜から22日未明にかけて実施したパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 同局が上述の3人に対する身元確認及び調査を行った結果、全員がマカオで犯罪に関わっていないことが判明し、客の男には退去の許可を出したが、違法売春の2人については入境目的である旅客の立場にふさわしくない活動に従事したとして、治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

近年、コタイ地区はマカオの新たな観光名所として賑わいを増しており、カジノ関連犯罪をターゲットとしたパトロールなども頻繁に実施されている。

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