相馬総合高生がラベルを考案「はちみつ屋さんの干し芋」 福島県南相馬市、相馬市の道の駅で販売

ラベルを考案した松川(左)さんと佐々木さん(中央)。右は渡部さん

 福島県相馬市の相馬総合高の生徒がラベルを考案した、新商品「はちみつ屋さんの干し芋」の販売が始まった。

 Clean&Bee総合企画(南相馬市)が昨年から、福島県南相馬市の耕作放棄地などを活用して栽培したサツマイモを干し芋に加工している。パッケージデザインなど依頼しているクムト(同)の樋口徹さんが同校の商品開発の授業に協力している縁で、生徒にデザインの考案を託した。

 参加したのはともに美術部で3年生の松川梨花さんと佐々木美咲さん。松川さんがデザイン、佐々木さんがイラストを担当した。山とサツマイモ、はちみつを描き、芋の根をイメージして丸みを帯びた文字を採用した。2人は「かわいらしい雰囲気になった」と満足そうに話した。

 Clean&Bee総合企画役員の渡部義則さんは「見た目がかわいいと評判で、売れ行きにつながっている」と感謝した。

 商品は120グラム入りで税込み550円。南相馬、相馬両市の道の駅や農産物直売所などで取り扱っている。今後、スーパーなどでも販売する予定。

(相双版)

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