山田町が誇る海の幸、東京でPR ご当地グルメフェアに出展

山田町の水産加工品などが並んだ「ご当地グルメフェア」

 【東京支社】全国の水産物の魅力をPRし消費拡大につなげる「ご当地グルメフェア」は22日、東京・永田町の全国町村会館で初めて開かれた。岩手県からは山田町が出展し、地域が誇る海の恵みをアピールした。

 全国市町村水産業振興対策協議会(会長・石黒和彦愛知県南知多町長)が主催し、坂本哲志農相ら関係者約100人が来場。全国14町村が約50品目のメニューを提供し、山田町はホタテのグラタンやカキのオリーブオイル漬け、ホヤの薫製(くんせい)などを振る舞った。

 催しは東京電力福島第1原発の処理水放出による風評払拭や国内需要の拡大を目的に企画。主要魚種の不漁が続く中、佐藤信逸町長は「今あるものを使って付加価値を高める加工をするなど事業者が工夫している。フェアを機に山田町、三陸・常磐(じょうばん)の海産物を全国の方に召し上がってほしい」と期待した。

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