“棒読み”ナイツ塙は3位、まさかの人物が1位に…「演技がイマイチ」だと思う“芸人俳優”は?【500人アンケート】

お笑いタレントの「俳優業」への進出が目立っている。NHK大河ドラマ『光る君へ』にはロバートの秋山竜次やはんにゃの金田哲、カラテカの矢部太郎らがレギュラー出演中。とんねるずの木梨憲武は『春になったら』、3時のヒロインの福田麻貴は『婚活1000本ノック』(ともにフジテレビ系)でそれぞれ主役を演じている。

芸人を起用することで話題作りになり、俳優とは違った魅力がある――という側面もあるが、やはり気になるのが「演技力」だ。

そこで本誌は独自のアンケート調査を実施。全国のドラマ好きの30代から50代の女性500人に「演技がイマイチ」だと思うのは誰かを聞いた。対象とした芸人は、ドラマなどの出演が多い16人だ。

では「演技がイマイチな芸人」トップ5から見ていこう。

【第5位】36票 秋山竜次(ロバート)
NHK『光る君へ』にまさかの公家(藤原実資)役で出演中。架空の人物になり切る「クリエイターズファイル」も好評なのだが…。「イマイチ」の理由は?
「梅宮さんのネタとか、お笑いとしては大好きです。でもクセが強すぎて、ドラマに集中できません!」(40代・アルバイト・埼玉県)
「本人の個性が強すぎる。どんな役をやっても秋山にしか見えない」(40代・主婦・鹿児島県)

【第4位】46票 ヒコロヒー
いまやもっとも売れている女芸人だが、ドラマにも引っ張りだこ。2023年には『だが、情熱はある』(日本テレビ系)、『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)、『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)などに出演した。
「演技というほどの演技じゃないと思う。棒読み」(30代・会社員・福岡県)
「求められているのがそれかもしれないけど、何をやってもヒコロヒー。向いてないんじゃないかな…」(50代・自営業・東京都)

【第3位】68票 塙 宣之(ナイツ)
『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)に2018年のシーズン3からレギュラー出演している。意外にも、NHK朝ドラにも『梅ちゃん先生』『ちむどんどん』で出演歴がある。
「例の刑事ドラマ、いつみてもセリフが棒読み。漫才はあんなにおもしろいのにねえ(笑)」(40代・派遣社員・栃木県)
「なにせ本人が『スティック』だとか『棒棒鶏』だと自虐ネタにするほどですからね。遠慮なく選ばせてもらいます」(30代・無職・静岡県)
2021年には「棒読み」「棒演技」がコンセプトの「劇団スティック」を旗揚げ。自らネタにするほどの「棒」。高田文夫曰く「流れるような棒読み」で、この順位も仕方ないか。

【第2位】74票 木梨憲武(とんねるず)
『春になったら』が24年ぶりの連ドラ主演として話題に。だが、「泣ける演技」という声もあれば「すい臓がん患者なのに元気すぎ」との意見も…。
「昔出ていたドラマも、下手だなと思って観ていました。相変わらず。コントのデフォルメしたキャラクターはおもしろいですが、リアルな役は嘘っぽさを感じてしまう」(50代・会社員・愛知県)
「ノリさんは大好きなんです。でもドラマでシリアスな役をやるのはちょっと違うような…」(40代・パート・静岡県)
「今出ているドラマをみましたが、木梨憲武そのまんまだと思います。あれが演技なのかな?」(30代・会社員・埼玉県)

【第1位】84票 山崎静代(南海キャンディーズ)
2006年の映画『フラガール』で本格的な女優デビュー。2007年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。2008年の連ドラ『乙女のパンチ』(NHK)では主役をつとめた。
「もともとの本人のキャラが立っているだけに、何をやっても同じにみえる」(30代・医療系・埼玉県)
「セリフが棒読み、活舌もよくない。ドラマ向きじゃないでしょ」(40代・会社員・大阪府)
「南海キャンディーズの静ちゃんだからこそのおもしろさであって、役者とは次元が違うと思う。もともと表情も乏しい」(30代・医療系・千葉県)
3月5日に放送される日本テレビ開局70年スペシャルドラマに「焼肉屋のおばちゃん」役で出演するしずちゃん。「イマイチ」を払拭できるか?

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