医師、看護師、薬剤師ら4人 福島市医師会が石川県に派遣 能登地震の被災地を支援

出発式に臨んだ(左から)白石さん、石橋さん、今野副会長、西坂さん、渡辺さん

 能登半島地震を受け福島県の福島市医師会は22日、医師や看護師、薬剤師ら4人をJMAT(日本医師会災害医療チーム)として石川県に派遣した。出発式は市内の市保健福祉センターで行われた。

 JMATは災害直後に派遣されるDMAT(災害派遣医療チーム)の活動を引き継ぎ、被災地の公衆衛生の回復や地域医療の再生を支援する。4人は医師の石橋敏幸さん(市医師会副会長)、薬剤師の白石丈也さん(福島薬剤師会会長)、看護師の西坂祐子さん(市医師会)、事務の渡辺学さん(同)。

 式では市医師会の今野修副会長が「東日本大震災の時は石川県のJMATチームに助けてもらった。県民の思いを背負って活動してほしい」とあいさつした。石橋さんが「少しでも被災者の力になれるよう、尽力する」と話した。

 チームは2月24日まで被災地の医療支援などに加わる。

(県北版)

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