山﨑賢人が悲痛な表情で叫ぶ 『キングダム 大将軍の帰還』特報&ティザービジュアル公開

7月12日に公開される山﨑賢人主演映画『キングダム 大将軍の帰還』のティザービジュアルと特報映像が公開された。

2006年1月より『週刊ヤングジャンプ』にて連載が開始され、現在までに71巻まで刊行されている単行本の累計発行部数が、集英社青年マンガ史上初となる1億部(2023年11月時点)を突破した原泰久の人気漫画を映画化した『キングダム』シリーズ。時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を描く。2019年公開の『キングダム』、2022年公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』、そして2023年公開の『キングダム 運命の炎』と3作品連続でその年に公開された邦画実写映画の中でNo.1を記録。シリーズの累計動員数は1000万人を超えている。

最新作となる本作では、前作『運命の炎』から続く隣国・趙との国の存亡をかけた総力戦「馬陽の戦い」のクライマックスが描かれる。前作に引き続き、天下の大将軍を目指す主人公・信役の山﨑、中華統一に挑む若き秦国王・嬴政役の吉沢亮、軍師見習いとして励む河了貂役の橋本環奈、飛信隊の副長として信とともに戦う羌瘣役の清野菜名、秦国・総大将として戦地に舞い戻った大将軍・王騎役の大沢たかおらが続投し、佐藤信介が監督を務める。

さらに本作では『運命の炎』が劇場公開されるまで一切明かされず、スクリーンでサプライズ登場した2名が秦軍を襲う。過去に王騎と馬陽の地で因縁の戦いを繰り広げた自らを「武神」と呼ぶ趙国の真の総大将・龐煖(吉川晃司)、決して戦の場に姿を現さないが他の追随を許さない存在感で戦局を見守る謎多き軍師・李牧(小栗旬)。さらに、万極(山田裕貴)や、趙荘(山本耕史)ら、秦国を極限まで追い詰める趙軍の強者たちが本作でも登場し、「秦vs趙」による国の存亡をかけた一世一代の戦いが繰り広げられる。

ティザービジュアルは、各国最強の猛者たちが勢揃いした、合戦中のワンシーンを切り取ったもの。秦国からは、敵軍・趙の圧倒的な武力に険しい表情を浮かべるも、果敢に立ち向かう強さを見せる信(山﨑賢人)、王宮から戦局を憂慮しつつも、秦国軍の勝利を願い信の傍らに寄り添う嬴政(吉沢亮)、過去の因縁を胸に敵陣めがけて突き進む王騎(大沢たかお)の姿が。趙国からは、真意のつかめぬ飄々とした顔で佇む李牧と、趙国最強の武将と謳われる三大天の一人で、戦火の中矛を振るう趙国の総大将・龐煖が顔を揃えた。

特報映像では、「辛いですか、童信」と傷だらけの顔で語る王騎の言葉とともに、いつ何時でもがむしゃらに前を向き天下の大将軍を夢見て闘い続けてきた信が打ちのめされ、地面を這う姿が映し出される。圧倒的武力を持つ龐煖に力を合わせて立ち向かう飛信隊、そして嬴政、河了貂(橋本環奈)、尾到(三浦貴大)のそれぞれの覚悟がうかがえつつも、どこか不穏な空気が醸し出される中、謎の女性の後ろ姿も。そして、信の檄で動き出す飛信隊に加え、“秦の怪鳥”とも呼ばれた最強将軍・王騎がついに動き出す。シリーズを通して一貫して戦況を見守る姿から一変、未だかつてないほど感情を剝き出しにし、戦地で初めて矛を振りかざす姿を見せる王騎。歯を食いしばり、悲痛な表情で叫ぶ信。果たして、彼が見つめる視線の先とは。

また、公開初日からIMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinemaで上映されることも決定した。

(文=リアルサウンド編集部)

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