こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。カゴに入っているのは毎度おなじみ、いつぞやは脳しんとうも起こしたけどすっかり元気な黒犬、スキッパーキのスキです。
さて、今回は自宅の近所(車で30分)にある、倉庫を利用した割と規模の大きいブロカント(古道具市)へやってきました。
Les Puces Moulin
https://www.instagram.com/lespucesdumoulin/
営業は木曜から週末にかけてだけ。20人のブロカントを扱う人たちが集まっている場所です。春からはテラスでランチをできたり賑やかなんですが、今はまだ静かなお店前。
レンガによりかかって錆びたバケツが並んでいるところなども、いとをかしです。
店のすぐ後ろには、こんな風景が広がっています。さて、深呼吸。
駐車スペースには店内に入る前から気分が上がる、シトロエン2CVが停まっていました。とても状態が良いですね。
では、いざブロカントの世界へ。
店内では20人がそれぞれコーナーを分担しているようで、エリア別に置かれているものが全く違っていて、そこも面白い空間になっています。
ちょっとレトロなお皿が並んでいたり。
こういう木箱、部屋の整理に使い勝手がいいですよね。縦に重ねて棚にしてもいいし。一箱18ユーロ。ご注文はパンダ商事までお願いいたします。
こんなビストロテーブルも雰囲気ありますね。天板の風合いが料理撮影にも使えそう。こちらは145ユーロ。
こちらのコーナーは、60~70年代のダイニングといったイメージでしょうか。
どこか懐かしいフォーマイカのテーブルに、鮮やかなランプシェード。急にタイムスリップした感あります。
上の階にも上がってみました。ゆっくり見ていたら、一日終わってしまいそうなボリュームです。
どちらも女性二人が描かれた、円形の額。床もいい味を出してますね。
窓も販売していました。ちょっと持って帰るのも大変そうなこのステンドグラス窓、一枚200ユーロです。
そこにあるだけで絵になりそうな、古い瓶。
こちらは昔のオイルランプを、電球に取り替えた照明。このブルーのものが35ユーロはお買い得な気がします。こんな感じのものを廊下に取り付けようと思って、数年前に購入し、いまだに取り付けてない人もいますが、はい、私です。
籐の家具もあり、古本もあり、盛りだくさんです。
布系も、好きな人にはたまらないですね。
なぜかモリエールの戯曲がテーブルに置いてあったり。
そして、何枚でも欲しくなるお皿たち。4枚で35ユーロほど。
「すいませーん!もう飽きたんですけど」
やっぱり、そろそろだと思いました。退屈だよね。
文句を言い出したので、あえなく抱っこの刑となった黒犬でした。
台所の壁に取り付けるスパイス棚的なものも探しているんですが、なかなか良いものがありません。扉はいらないんですよねえ。
というわけで、振り出しに戻ります。結局今回購入したのは、このカゴだけでした。お値段25ユーロ。スキ(5kg)を持ち運ぶにも、マルシェの買い物カゴにもちょうどいいサイズです。スキのベッドにもなるかも。
以上、田舎のブロカント巡りでした。ブロカント店はノルマンディー地方のあちこちにあるので、また折に触れご紹介したいと思います。次回はこのお店からすぐの場所、ピカソが愛人を住まわせていた城もあるジゾールという町をご紹介します。どうぞお楽しみに。