東京電力福島第一原発で処理水の海への放出が始まってから、23日で半年です。廃炉作業でトラブルが相次いでいることを受けて、福島県漁連の野崎会長はあらためて、東京電力に緊張感を持って作業に臨むよう求めています。
処理水の海への放出は去年8月に始まり、23日で半年を迎えます。これまで2万3千351トンが3回に分けて放出され、東電は来月までに4回目の放出を行う予定です。
一方、廃炉作業をめぐっては、浄化装置から汚染水が漏えいするなど、トラブルが相次いでいます。福島県漁連の野崎哲会長は改めて、東電に緊張感を持って作業に臨むよう求めました。
福島県漁連・野崎哲会長「かなり緊張感を持って臨んでもらいたい。自分たちが扱っている物質がどんなものなのか、改めて理解して進めてもらいたいと思っています」
東電では来年度も、約5万4600トンの処理水を放出する予定です。