「身近なものに」歴史民俗資料館の整備費計上 新年度予算案を発表 広島・三原

広島県三原市は、老朽化した歴史民俗資料館の移転費用などを盛り込んだ新年度の当初予算案を発表しました。

三原市の岡田吉弘市長
「未来前進型!安全安心と活力づくり予算」

三原市の新年度の当初予算案は、一般会計が520億5200万円で、合併で現在の市域となって以降、過去2番目に大きな額ということです。

内訳では、市歴史民俗資料館が館町の元「ゆめきゃりあセンター」に移転する展示整備費として6330万円を計上。現在の資料館が築50年近く経過し、老朽化や耐震性、バリアフリーにも課題があることなどから移転します。来年8月のオープンを予定しています。

三原の祭りなどを紹介するコーナーや三原城を築城した戦国武将・小早川隆景に関する文書資料を並べる展示室など3つの部屋で構成する計画です。

センターの1階979平方メートルのうち半分を、資料館に充てます。現在1階に入居する放課後児童クラブは、2階に移転します。資料館や児童クラブの移転に伴うセンターの改修費として3億4880万円を計上しています。

岡田吉弘市長
「(歴史民俗資料館のリニューアルは)市民のみなさんにとって三原の歴史がより身近なものになるように、よりわかりやすい展示にしていきたい」

現在の資料館は2025年度に解体されます。

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