卵1個よりも豊富なタンパク質 安価で腸内環境も整える 福島県民に愛される納豆の魅力

福島市の納豆購入額は、全国でも有数の高さを誇ります。総務省がまとめた1年間の1世帯あたりの納豆の購入額で、福島市は全国の都道府県の県庁所在地と政令指定都市の中で、2022年まで4年連続で日本一でした。ところが、今月発表された去年の購入額は5817円で9位に陥落しました。

順位が下がった要因は、はっきりとはわかりません。ただ、栄養豊富な納豆は、食べるメリットがあります。専門家に聞きました。

桜の聖母短期大学・土屋久美教授「他の食品と比べても安い価格で、栄養がとれる。経済的にもいい」

土屋教授によりますと、納豆に多く含まれているのが、筋肉など身体を作るタンパク質。卵1個よりも、納豆1パックの方が多く含まれているといいます。さらに発酵させことで、納豆菌は腸内環境を整える作用があるといいます。

土屋教授「今回、順位が落ちてしまったのはショックなことだが、改めてみなさんが納豆にもう一回関心を寄せて、栄養的な価値を再認識してほしい」

土屋教授は納豆だけでなく、バランスのとれた食事を心がけてほしいとした上で、今回の結果を受けて、改めて納豆の栄養価の高さに注目してほしいと話していました。

© 株式会社テレビユー福島