SNSの投資話で3千万円被害 和歌山県和歌山市の60代女性

動画サイトの広告から投資話に参加した和歌山市の60歳代の女性が、2か月余りの間に、現金と暗号資産あわせて3千万円をだまし取られたことがわかりました。今年(2024年)になって最大の被害額で、警察は、あらためて「お金を払う前に確認してほしい」と呼びかけています。

和歌山北警察署によりますと、和歌山市の60歳代の女性は、去年12月5日、携帯電話で動画サイトを見ていた際、「投資に興味がある人は、LINEで友だち追加してください」という内容の広告に反応して友だち追加したところ、「まついゆうこ」と名乗る人物からアメリカの投資企業の人物が株価を予想しているというグループに招待され、その予想に基づいて株を購入すると株価が上がりました。

その後、女性は、3000ドルの融資を無利子で受けられるというキャンペーンに参加するため、今年(2024年)1月29日、指定するアドレスに暗号資産を送金しました。

さらに相手の指示に従い、先月(1月)30日から今月(2月)15日にかけて暗号資産を送金し、現金を振り込んだ結果、その総額は、あわせておよそ3千万円にのぼりました。

しかし、その後、アプリ内の資産がすべてなくなっていることがわかり、「追加で1500万円を払えば資産が倍増して返ってくる」と言われた女性が不審に思い、家族に相談したところ、だまされていたことに気づきました。

和歌山県警では、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル『ちょっと確認電話』0120・508・878(これは・わなや)を開設していて、「SNSなどで投資話をもちかけられた際は、お金を払う前に、まず電話してほしい」と 呼びかけています。

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