3月3日の桃の節句を前に、23日、鳥取市で毛糸などで作るひな人形「恋びな」作りのワークショップが開かれました。
「恋びな」は、鳥取市用瀬町に伝わる流しびなを毛糸でアレンジしたもので、本来はわらで土台を編みますが、代わりにカラフルな毛糸を使います。
23日に開かれたワークショップは、用瀬町の元地域おこし協力隊員楳川友美さんが講師を務め、11人が参加しました。
参加者は好きな色の毛糸や着物の柄を選び、まずは男雛、女雛を作っていきます。
続いては、土台の毛糸の編み込み。難しそうに見えますが、コツを覚えれば簡単です。およそ1時間かけて、それぞれ世界に1つだけの恋びなを完成させました。
参加者は
「毛糸を溝に入れるところがちょっとだけ難しかった。ちゃんときれいにできて良かったです」
「自分としては90点です。玄関のところに飾ろうと思っています」
この恋びなを考案したのは楳川さん本人。流しびなはわらを編むのが大変なため、もっと手軽に作れないかと思ったのがきっかけでした。
元用瀬町地域おこし協力隊 楳川友美さん
「お子さんだったらカラフルな見た目だけでかわいいと言ってもらえるので、そういったところからも入ってもらえるかなと思います」
楳川さんは、おひなさまの季節だけでなく、1年中インテリアとして楽しんで欲しいとしています。